前回からずっと調子は良くなくて、低空飛行みたいな日々を送っている。
たまに睡眠とか食事とか摂取したものとか運とかが奇跡的に噛み合った時だけ、仕事と趣味以外のことができた。
調子が悪い原因の一端は、好きだった人達がいなくなってしまったこと。
さよならの文章を読みながら泣いた。今までのことを思い出して泣いた。泣き疲れて寝るまで泣いてた。起きてからまた泣いた。
こんなに泣けるのかと思うほど泣いたし、次の日も泣いてた。
自分のことなのに若干引いた。
終わりの日まで、事あるごとに泣いていた。
好きになるんじゃなかったと思ってしまった。
応援していたことが無駄になった、とは思わないけれど、無駄になっちゃったねごめん、と言われたことが苦しかった。
もっと好きだと言えばよかった。何かもっとできることがあったんじゃないかと思った。
最後の映像が見られなかった。本当に最後なんだと信じたくなかった。
いなくなる最後の日までのカウントダウンが辛かった。
色んな方面で苦しい悲しい嫌だと喚き続けながら迎えた最後の日。
結果、めちゃくちゃ笑顔で終わった。悲しくて泣いてたけど、それを上回る幸福を見た。
好きな人達は、たくさんの人に愛され、応援されていた。
同じくらい周りの人を応援する人達でもあった。
それを見られただけでもう幸せだし、好きな人達の未来に幸あれと願うばかりだ。
好きになってよかったと思った。好きにならせてくれてありがとうと思った。
好きでいた、応援していた時間はとても幸せだったと改めて思った。
「物質世界からはいなくなるけど、自分らはあなたたちの精神世界に居続ける」と、好きな人は言った。
これって多分人が二度死ぬ時の話に似てる感じだよな~と解釈した。
形は無くなるけれど、忘れないでいれば心の中に生き続けるのだ、というアレ。
ずっと、は自信がないけれど、できるだけ覚えていようと思った。
精神世界に存在を残し続けていよう。たまに思い出して、好きだったな、いや、やっぱり今でも好きだな、と切なくなったり笑顔になったりしよう。
日付が変わって、映像も、名前も、さよならの文章も、あの人たちの存在を示すたくさんの痕跡が一瞬にして消えてしまって。
本当に過去の存在になってしまって。物質世界からまるっと全部(全部ではないけれど)消えてしまって。
いなくなるって本当だったんだ、と、いまだに心のどこかで完全に信じていなかった自分に驚いた。
本当に、好きになってよかったな。
好きにならなければ思わなかったこと、しなかったことがたくさんあった。
そのどれもが嬉しくて楽しくて、幸せだった。
素敵な時間をありがとう。生きさせてくれてありがとう。
あなた達がいなければ今自分はここに存在していなかったかもしれない。
大げさに思えるけど大げさではなく、もう少しだけ生きていようと思える理由の一つだった。
好きだった。今でも好きだ。記憶の中のあなた達はいつだって最高だった。
そんなに好きなら名前を出せばいいのにと思わないでもないけれど、万が一にでも本人達の目に届いてしまったらと思うと恥ずかしすぎるので伏せておく。
まあわかる人にはわかる単語使っちゃってる時点で完全に伏せる気ないけど。
精神世界に行ってしまったあなた達へ。物質世界を生きる者から。愛を込めて。