体調を崩した。
昨日の話だが、勤務中に吐き気を催し、トイレに駆け込んでそのまま吐いた。
一度吐いたら楽になると思っていたが治まらず、数分後にもう一度吐いた。
立っているのも辛くなり、先輩に相談したら早退を促された。
帰宅途中にまた吐いて、更に体調が悪化したので深夜まで診察している病院に駆け込んだ。
電車に乗っている間が一番不安だった。トイレに行けないので。
職場から一駅、駅から徒歩一分という近さだった。
近場に何でもある。こういう時は、都会に住んでいて良かったと思う。
問診票を書く時の姿勢がとても悪かったことを覚えている。熱は39度あった。
医者とのやり取りはあまり覚えていない。とりあえず点滴と採血をお願いした。
別室に通された時も、ひたすら「眠い」と思っていた。準備を待つ間隙あらば目を閉じていた。
点滴の間も、職員さんが様子を見に来るたびに目を覚ます、といったような感じで、ずっと寝ていたように思う。
あとは口の中がとても乾いたので水をもらった。吐くのが怖かったので、口を濡らすだけ。
そしてそのままコップを持って寝ていた。こぼさなくてよかった。
点滴終わりにその場で薬をもらった。所謂ウイルス性の胃腸炎とのこと。風邪のようなものらしい。
免疫力が弱っているからかかるものなのだとか。
出勤は問題なくできると言われたのだが、体調が万全にならないためと、人員は足りているので休んでも良いと上司から言われたため、今日は休ませてもらった。
体調不良で休ませてもらえることに感動した。今までだとこちらから言いだすか、無理を押して出るかしかなかったからだ。
こんなにひどい脱水症状は初めてかもしれない。
季節問わずいつも水を飲んでいるので、そういうのとは無縁だったからだ。
自分の体が弱っているという自覚も無かった。
生活も、夏になる前と変わったところなんて冷房を入れたくらいだったし。
気付かないところで蓄積していたのだろうか。そうなるとわかりようもない気もする。
ゲームみたいにパラメーターが目に見えて、各臓器の様子も確認できたらいいのにな、と思った。
でもそうなると、パラメーターばかり気にして生きるようになりそうで、それはそれでなんだか、人間というより機械として生きているみたいで嫌だな。
結局、自分の身体は自分で気にして生きるしかないのかもしれない。
もう少し敏感になりたい。他人のアレコレには鈍感だけれど、自分にすら鈍感でいたくはないな。
とりあえず今日は、一日寝ていたにも関わらずまだ眠いので、いつもより早めに寝ることにする。