未来を見た9/24

夜が明けてしまった。

眠れなくてゲームをしていたら思いの外熱中してしまい、気付いたら完全に朝になっていた。

二度寝しようにも、午前中にWi-Fiが届く予定になっている。インターホンで起きられなくもないけれど、そういう起こされ方はあまり好きじゃない。

届くまで起きていようか……でも夕方に整骨院を予約しているので、届いてから寝ると確実に寝過ごすな……

とりあえずこれを書き上げてから考えよう。

 

家を出る直前に雨に降られて、バスも間に合わない時間だったのでやむを得ずタクシーを使った。

タクシーの運転手さんというとおしゃべりなイメージがあったけれど、物静かで丁寧な方だった。ありがたい。出勤時間にはぎりぎり間に合った。

仕事はだいぶ暇だった。水曜木曜は大体暇だから当たり前といえば当たり前だ。

中国人の同僚に会えたので、先日の「舌」と「下」の話をした。

納得してくれたけど、実際に発音するのは難しそうだった。

わかるわかる、違う言語って発音難しいよな。自分が韓国語を少しかじった時も発音で躓いたもんだ。

平和に仕事を終え、雨も上がっていたので(でも自転車は無いので)、のんびりとバスで帰宅。

 

帰りしなにコンビニでWi-Fiの料金を支払う。滞納していた分も合わせて、結構な出費だ。痛い。

ちゃんと毎月支払わないとな……電気や水道も払い忘れて止まることがしばしばあるし……

帰りついてWi-Fi機器の電源を入れなおすと、接続できるようになっていた。結構遅い時間だったのに。すごいな。

それから、数日の間見てなかった動画や新しくアップロードされた動画を見たりしていた……

 

日付がかわる頃、広告で流れてきた「緊急事態宣言」という映画を観た。

「緊急事態」というテーマの元、五人の監督が集まって、それぞれが一本ずつ短編映画を作ったものらしい。

監督の名前の中に、園子温氏の名前を見つけて飛びついた。

氏の作品に、もっと詳しく言うと「冷たい熱帯魚」に、心を乱されまくった思春期だったので、氏には信頼と恐怖を抱いている。いまだに怖くて見れない作品もあるくらい。

冷たい熱帯魚」は好きな俳優さんが出ているという理由だけで観たんだけど、なんだか、こう、見終わった後、言葉にできない感情がぐるぐると胸のあたりで渦巻いて、それは気持ち悪かったり空虚な感じだったりももちろんあるんだけど、人生に対する光というか……なんか……そういうのもあって……

……ううん、初めて観たのはもう何年も前だけれど、いまだにしっくりくる言葉が自分の中で見つかっていないな。

 

で、五本あるうちの二本目が彼の作品だったので、とりあえずそこまで観よう、と一本目を観たんだけれど。

緊急事態宣言下で、離れて暮らす家族のビデオ通話の様子を、自分の家族と重ねてしまって(両親が同居、子二人はそれぞれ一人暮らしというところも同じ)、結末に涙してしまった。

明日には自分の身に起こりうるかもしれない未来がそこにあった。とてつもなく冷えた空気が流れる未来。

さすがにうちはビデオ通話はしていないけれど、家族全員のLINEグループはある。

一本目でだいぶ疲れてしまったので、結局二本目の園子温監督の作品は観れていない。

今日元気だったら観ようかな……観られるかな……夜にはTRPGのセッションもあるしな……

 

荷物の配達状況を見てみたら、持ち出し中になっていた。30分ぐらいで来るだろうか。来るといいな。来たら寝よう。