心を開くと疲れる

セミナーは無事終わった。疲労感がすごい。

同じグループになった人が割と話しかけてくる人で、始まる前に自己紹介をしたり話し合いの進行を買って出たりしてくれた。

自己紹介の最中に自主的にメモをとっていたり、はきはきと喋っていたり、自分よりも若いのにちゃんとしているなあ、と素直に感心した。

 

お互いがお互いの顔を見合わせて、最初の一手の出し方を探るような、あの何とも言えない一瞬の空気が苦手だ。

あまり大変そうな役でないなら、自分が手を上げることもある。手っ取り早いし。

でも司会進行とかめちゃくちゃ嫌だ~~~~~と思っていたら溌剌とした彼が立候補してくれて助かった。

 

その人に触発されてか、他のメンバーも結構会話量が多かった。

自分の場合は、どうせ今回限りなんだから、少々ヘマをしたって何か思われたっていいや、という意識が働いてたんだろうな。

会社を背負っているという意識が足りない。社会人だろしっかりしろ。

 

しかし辛かった。メモは追いつかないし講師の話は忘れていくし、人が多くて気持ち悪いし、何より時間が長い。

一番安心できたのは、自分の失敗談を語るという、一番最初にやったグループワークだ。

報連相ができなかった」「確認を怠った」なんて話が出る中、「つらいことを我慢していた」と言った人がいた。

普段、同期も同年代もいない場にいるもんだから、同じ新入社員(といっても多分向こうの方が若い)が、自分と同じような考えをしていたことに、ほっとした。

自分の感じていた不安や悩みは、自分だけが感じていたんじゃないんだな……と。

まあ、それがわかったとして、これから上司や先輩に相談ができるかというとまた別の話だけど。

 

一人くらい同い年がいればいいのになあ、と思わないでもない。

新卒は当たり前にみんな年下だし、今日隣にいた人はまだ10代だった。

こういうところでも、人生を周回遅れで進んでいると感じるのだ。

今やっと、新卒と同じラインに立てている。大学卒業した年は何年前か……もう片手で足りなくなるぞ……?

 

何かをやるのに年齢は関係ない、なんて言うけれど、やっぱり若い方が色々と都合が良いことはある。

体力面でも、周りからの目でも。

まだ幸いにも老いを感じる年ではないけれど……若い子の感性がわからないこともある。

そんなん知るか、と思うにはなかなか、なかなか臆病なのだ。

 

ここ最近目の前にぶら下がっていた問題が、ほんの少し軽くなっただけでも、セミナーに参加できてよかった。

惜しむらくは、精神が不健康な時に受講したことだ。心が机に突っ伏しているような感じなので、顔を上げていると普段より疲れる。

もうこれで最後にしてほしいな!!!!!!!めちゃくちゃ疲れたし!!!!!!!!!!!!!!